
【キーウ=共同】ロイター通信は16日、トランプ米大統領と欧州首脳らが電話協議で、ウクライナの「安全の保証」を巡り、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の集団防衛を定めた北大西洋条約第5条に類似したアイデアを協議したと報じた。
ただ、ウクライナへの軍事的な関与に消極的とされる米国が、どのような役割を果たすかなどの詳細は不明という。
北大西洋条約第5条は、加盟国が軍事攻撃を受けた場合、全加盟国への攻撃と見なして武力行使を含む必要な行動を直ちに取ると規定している。
ウクライナのゼレンスキー大統領はロシアとの和平実現に向け、欧米による「安全の保証」が重要と訴えている。
イタリアのメローニ首相は16日の声明で、トランプ氏がこのアイデアを取り上げたことに触れ、欧米で協力する必要性を強調した。
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