ポーランドは、ウクライナと国境を接する東部などで、10日にかけて、ロシア軍の無人機に領空を侵犯されたと非難しています。

これについて、ウクライナのゼレンスキー大統領は、首都キーウで11日、フィンランドのストゥブ大統領と会談したあと、記者会見を行い「意図的であり明らかに事故ではない」と述べました。

その上で「近隣のヨーロッパ諸国に対して迎撃用の無人機の開発や生産などの共同プログラムを提案している」として、無人機の迎撃に関するウクライナの経験をヨーロッパの防衛に活用する用意があると強調しました。

また、ストゥブ大統領は、ウクライナがEU=ヨーロッパ連合に加盟することが、ウクライナへの「安全の保証」につながるという認識を示しました。

ヨーロッパでは、フランスのマクロン大統領がポーランドの領空などを守るため主力戦闘機「ラファール」3機を配備することを明らかにしたほか、ドイツ国防省もポーランド上空で警戒にあたる軍用機を倍増させる方針を示すなど、関係国の対応が活発化しています。

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