中谷元防衛相は12日の記者会見で、航空自衛隊の「F15」戦闘機を14日から英国、ドイツなどに派遣すると発表した。空自戦闘機が欧州に入るのは初めてで、パイロットら隊員の防衛交流を目的とする。

F15戦闘機は米国とカナダにも向かう。訪問先での共同訓練は実施しない。現地の空軍のパイロットや整備員らと戦闘機を見せ合い意見交換する。
中谷氏は「欧州大西洋とインド太平洋の安全保障が一体不可分だとの共通認識を体現するものだ」と述べた。10日に出発命令を出したと明かした。
欧州各国について「戦闘機や艦艇を定期的に日本周辺に派遣するなどインド太平洋地域への関与を着実に強化している」と語った。「各国空軍と防衛協力・交流をさらに推進することは大変意義深い」と話した。
英国のヒーリー国防相が8月下旬に来日した際、空自戦闘機を欧州に展開する計画に言及していた。
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