記者会見する岩屋外相(12日、外務省)

岩屋毅外相は12日の記者会見で、世界文化遺産「佐渡島の金山」に関わる全ての労働者の追悼式に韓国政府が欠席することについて「残念だ」と語った。式典は13日に新潟県佐渡市で予定し、追悼する対象は朝鮮半島出身者も含む。

日本からは政府代表として岡野結城子国際文化交流審議官が出席すると発表した。2024年は生稲晃子外務政務官が参加した。岩屋氏は政務ではなく事務レベルの派遣になったことについて「外務省として総合的に判断した」と述べた。

韓国側の欠席は2年連続となる。岩屋氏は「できれば韓国側も参加するもとで式典が行われることが望ましい」と説明した。「日韓関係を安定的に進めるために意思疎通をこれからも丁寧に行っていきたい」と強調した。

韓国政府関係者は欠席について日本側との見解の相違が埋まらなかったためとしている。

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