中国国営の新華社通信は14日、スペインの首都マドリードでアメリカと中国の貿易協議が始まったと伝えました。

アメリカと中国は、互いに追加関税を引き下げたうえで、一部の関税をことし11月まで停止して貿易協議を進めていて、今回の協議には、アメリカのベッセント財務長官と中国で経済政策を統括する何立峰副首相が参加しています。

協議では、関税措置や輸出規制などに加え、中国系の動画共有アプリ「TikTok」の問題についても議論が交わされる見通しです。

アメリカ側は、今月17日を期限としてアメリカ事業の売却を求めていて、中国側に対応を迫るものとみられます。

また協議に先立ちベッセント長官は、G7=主要7か国の財務相・中央銀行総裁会議で、各国に対し、ロシアから原油を購入している中国を含む国々への関税を引き上げるよう要請していて、中国によるロシア産原油の購入について議論が行われるかも焦点です。

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