【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(9月15日の動き)
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ロシア統一地方選 政権与党の推薦候補が全員当選

ロシアでは今月12日から14日にかけて統一地方選挙が行われ、中央選挙管理委員会は、15日、暫定の開票結果を発表しました。
それによりますと、直接投票が行われた20の地域の知事や首長を選ぶ選挙で、政権与党「統一ロシア」が推薦する候補が、全員、当選を決めました。
「統一ロシア」の党首のメドベージェフ前大統領は14日「選挙の結果はプーチン大統領と党の進める路線への信頼を表すものだ」と述べ、長期化するウクライナ侵攻を支える政権与党が信任されたと強調しました。
一方、中央選挙管理委員会によりますと、今回の統一地方選挙には、地方議会選挙などにウクライナでの「特別軍事作戦」に参加した1600人余りが立候補しました。
国営のタス通信によりますと「統一ロシア」の幹部は15日、このうち党から立候補した少なくとも837人が当選したとしています。
プーチン政権は、ウクライナ侵攻の参加者を英雄と位置づけ、各地で自治体や企業などの幹部に登用する施策を推進していて、今回の選挙結果も事実上、その一環とみられています。
ロシアとベラルーシ 合同軍事演習を公開 隣国は警戒強める

ロシアと同盟国ベラルーシによる合同軍事演習「ザーパド2025」は、今月12日から16日まで、両国にある演習場やバルト海などで行われています。
「ザーパド」はロシア語で「西方」を意味します。
このうちベラルーシの首都ミンスク近郊で15日、演習の一部が報道陣に公開されました。
演習は、敵の軍が潜む集落を制圧することを想定し、航空機が空から地上を攻撃したあと、戦車が砲撃しながら進み、無人機やロボットも使った作戦が展開されていました。
ベラルーシのフレニン国防相は当初、今回の演習でロシアがベラルーシに配備する予定の新型の中距離弾道ミサイル「オレシュニク」の使用計画を確認するとしていましたが、実際に確認したかについては明らかにされませんでした。
また、演習はベラルーシにあるアメリカ大使館の駐在武官も視察し、フレニン国防相と言葉を交わす場面が公開されるなど、アメリカとの関係改善を印象づけたいベラルーシ側の思惑もうかがえました。
ベラルーシ国防省は、今回の演習について周辺国に脅威を与えるものではないと強調していますが、今月、ロシアの無人機が領空を侵犯した隣国のポーランドなどは警戒を強めています。
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