
東京都中野区は2026年4月から、土曜や夏休みなどの期間に区立学童クラブの受け入れ開始時間を午前7時半に30分前倒しする。平日は小学1〜3年生を対象に、同時刻から8時15分まで小学校で見守り事業を始める。保育所に通っていた子が小学校に進学して登校時間が遅くなり、預け先に困る「小1の壁」の問題の解消に取り組む。
学童クラブでは土曜や夏休みなどの長期休業期間は現在、午前8時から児童を受け入れている。26年度からは事前申請があれば午前7時半に開くようにする。同時刻からの受け入れは他の自治体と比べると早いという。
中野区の酒井直人区長は8日の記者会見で「児童の登校時間よりも(保護者が)早く出勤する家庭で、朝の子どもの居場所に対するニーズが高まっている」と述べた。区が保護者にアンケートを取ったところ、34%が小学校や学童での早朝受け入れを希望したという。
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