
鉄道の車両や駅舎などの優れたデザインを表彰する国際的なコンペ「ブルネル賞」が24日、英ロンドンで発表された。JR西日本の長距離観光列車「ウエストエクスプレス銀河」が優秀賞を、豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」が奨励賞を受賞した。
ブルネル賞は1985年に創設され、車両や駅舎など4部門で選ばれる。13回目の今回は英国の鉄道の歴史が200年と節目を迎えることに合わせ、11年ぶりに開催された。
「銀河」は2020年9月に運行開始。西日本の美しい海や空をイメージした瑠璃紺色の車体が特徴だ。車内は1両ごとにデザインが異なり、山陰や和歌山県南部などを走ってファンを喜ばせている。鉄道デザインの未来への貢献などが高く評価されたという。

「瑞風」は17年6月デビュー。ホテルのような上質さで、車内で調理された食事も楽しめる。「卓越したデザインやおもてなしに加え、特別な鉄道旅行を再定義した」として、JR東とJR九州の車両との共同受賞となった。
JR西は「今後もさまざまなアイデア・デザインを探求し、心を動かすサービスを提供してまいります」とコメントした。【小坂春乃】
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