死亡したホッキョクオオカミの「アザリー」(2023年7月18日撮影)=那須どうぶつ王国提供

 那須どうぶつ王国(栃木県那須町大島)は、飼育しているホッキョクオオカミの雄「アザリー」(6歳)が10日に死んだ、と発表した。

 ホッキョクオオカミは北極圏に生息し「幻の白いオオカミ」とも呼ばれる絶滅危惧種。アザリーは2020年にドイツの動物園から来園した。24年には国内の動物園で初めての繁殖に成功し、雌「シンラ」(9歳)との間に「真白」(雌、1歳)が生まれた。

死亡したホッキョクオオカミの「アザリー」(2022年12月24日撮影)=那須どうぶつ王国提供

 同王国によるとアザリーは、10月9日夕方時点では元気で食欲も旺盛だったが、10日早朝に飼育スタッフが死亡を確認した。解剖の結果、胃捻転を起こしていたという。

 同王国で飼育するホッキョクオオカミは、シンラと真白、アザリーのきょうだいの雌「サンナ」(6歳)の3頭となる。【藤田祐子】

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