
生徒にわいせつな行為をしたとして、千葉県教育委員会は15日、男性教諭2人を懲戒免職処分にした。4月以降、児童・生徒へのわいせつ行為で懲戒免職となった教員は6人に上り、早くも2024年度に並んだ。事態を重く見た県教委は、原因の分析や今後の対策を話し合う有識者会議を5年ぶりに開くことを決めた。
県教委によると、公立中学の30代男性教諭は22年4月ごろ、自宅で卒業生の女子高校生の体を触ったり、スマートフォンアプリのLINEで性的なやりとりをしたりした。県立高校の20代男性教諭は24年4~5月、自宅と教室で自校の女子生徒の体を触った。
いずれも今年6月に生徒の関係者が県教委に相談して発覚した。両教諭は事実関係を認めて「申し訳なかった」などと謝罪したという。県教委は被害者保護などを理由に、学校名や教員の氏名を明らかにしていない。
また、自転車を酒気帯び運転したとして、県立船橋夏見特別支援学校の阿部真也教諭(36)を懲戒免職処分にした。県教委が自転車の飲酒運転で教職員を免職にしたのは初めて。6月に居酒屋から自転車で帰宅する途中、県警の職務質問で飲酒運転が発覚。道交法違反容疑で書類送検され、後に不起訴処分(起訴猶予)となったが、事実関係は認めているという。【中村聡也】
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