東京都品川区内のリニア中央新幹線トンネル工事現場近くで道路が隆起した問題で、JR東海の丹羽俊介社長は29日、「周辺の皆様にはご心配をお掛けしている」とし、リニア工事との因果関係を調べる考えを示した。名古屋市で開かれた定例会見で言及した。
現場は第1首都圏トンネルのうち、JR品川駅付近から品川、大田区などを経て多摩川方面に向かう「北品川工区」。地下約80メートルの掘進現場から水平距離で約5メートル離れた区道が、約10メートルにわたって最大約13センチ隆起した。
地下40メートル以下の「大深度地下」の工事は、地上に影響が出ないという前提のもと、法律で地権者の同意や用地買収は不要とされている。
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