学校(写真はイメージ)=ゲッティ

 東京都教育委員会は「モンスターペアレント」と呼ばれる保護者への対応ガイドラインの骨子案を公表しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「都教委が公表したモンスターペアレント対応ガイドライン案」を解説します。

Q モンスターペアレントって聞いたよ。どんな人たちなの?

A モンスターペアレントとは、学校や先生に対して高圧的な言動や、社会的な通念を超えるような過度な要求をする保護者のことを指します。

Q 面談の時間はどう決めるの?

A 面談時間は「平日の放課後30分まで(状況により1時間まで延長可)」としました。

Q やりとりは録音するの?

A 保護者とのやりとりは、電話も含めて事前に伝えた上で録音することが盛り込まれています。モデル校では録画も試験的に行われます。

Q 何回も面談がある場合はどうするのかな。

A 2回目までの面談は複数人で行い、3回目は管理職が中心となって対応します。4回目は心理士や弁護士が同席し、5回目以降は弁護士が代理人として対応します。

Q 暴言や暴力があった時はどうするの?

A 保護者から暴言があった場合は対応する人数を5人程度に増やし、それでも難しい場合は警備会社に連絡します。居座りや暴力があれば警察に通報します。

Q いつから実施されるの?

A 都教委は12月の有識者会議で骨子を確定させ、年度内にガイドラインを整備して2026年度以降の活用を目指す方針です。都立学校向けですが、将来的には区市町村教委とも共有します。

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