犬が興奮しすぎて失神する可能性もあると専門家は言う(写真はイメージです) Alvan Nee-Unsplash

<新婚旅行から帰宅した夫婦。愛犬との再会を楽しみにしていたが、まさかの展開に>

家を長期間空けた飼い主にとって、愛犬との感動的な再会は待ち遠しいものだ。しかし、ある夫婦にとっては、その瞬間が悪夢に変わってしまった。

【動画】大興奮の愛犬がバタリ! ペットカメラが捉えた衝撃の瞬間

米テキサス州在住のジョーダン・デイルさんとジョシュア・デイルさん夫妻は、10月中旬に結婚式を挙げ、カリブ海に浮かぶオランダ領の島、キュラソーへ11日間の新婚旅行に出かけた。

旅行中はペットシッターと連絡を取り合っていたが、家に帰ったらマタドールとヘイゼルという2匹の愛犬を「抱きしめるのが嬉しくてたまらなかった」とジョーダンさんは本誌に語った。

ところが、予想外の事態が起きた。7歳のマタドールが興奮しすぎたあまり、夫婦の目の前で失神したように倒れたのだ。

「マタドールがふらつき始めて、すぐに心配になった。椎間板ヘルニアが再発したのだと思った」とジョーダンは振り返る。「それから1秒ぐらいで彼は完全に意識を失い、私たちはパニックになった。目の前で死んでしまったと本当に思った」

30秒間ほど横たわって意識を失っていたマタドールは、「少し混乱した様子で」目を覚まし、普段通りの様子に戻った。

マタドールを救急の動物病院へ連れて行くと、心電図検査と胸部と肺のX線検査を受けた。結果はすべて異常なし、スキャン画像も問題ないようだった。獣医によれば「失神発作」だった可能性があるという。

失神発作とは、脳に十分な酸素が供給されないときに起こる一時的な意識喪失だ。シュワルツマン動物医療センターの獣医師アン・マリー・ゾロによれば、失神は不整脈、心臓の構造的疾患、貧血など、基礎疾患と関連している可能性がある。

「健康な犬が過度の興奮で失神することがないわけではないが、これは比較的まれなケースだ」とゾロは言う。失神発作は通常1分未満で終わる可能性が高いという。

マタドールが失神した瞬間はペットカメラに捉えられており、愛犬の無事を確認できたジョーダンさんは、この映像をTikTok(@jordandula2)に投稿した。すると、本記事執筆時点で、動画は1620万回以上再生され、「いいね」は250万件以上集まった。

ジョーダンさんは、「初めて映像を見返したときは、本当に気分が悪くなった。でも数日後、恐怖が消えると、彼の劇的な倒れ方が面白くなってきた」と話す。

動画には、コメントが3300件以上寄せられている。

「犬が失神するのを見たことがないけど、映画の死に方みたい」

「トラウマになると思うけど、彼が芝居がかっていて笑い泣きした」などとユーザーは書き込んでいる。

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