大阪・関西万博にプライベートでも通い詰めた日本経済新聞の記者が会場内の楽しみ方をお届けする「『万博ガチ勢』記者のおすすめ」。今回は、海外パビリオンのグルメを食べ尽くした大阪編集ユニット総合編集グループの千賀伊桜がご案内します。アフリカ、中央アジア、ヨーロッパ――。世界の食が一堂に会する万博でこそ味わえる、新たな出合い満載の旅行気分をお伝えしていきます。
現地に行くなら20時間! 異郷グルメもお手軽に

最初のおすすめは、「行きにくい国」のパビリオンでの食い倒れツアー。日本から渡航すると到着まで20時間以上かかるチュニジア、ガンビア、トルクメニスタンを選びました。見た目からは想像できない味の料理もあり、海外旅行に行った気分を味わえます。アフリカ大陸や中央アジアなどなかなか訪れる機会のない異郷のグルメを、動画でリポートしました。
人気トップは牛肉入りの「マフェ」、若者つかむアフリカメシ

次にご紹介するのは、若者の心をつかんだアフリカングルメ。レストラン「PANAF(パナフ)」で人気トップのメニューは、西アフリカの家庭料理「マフェ」です。取材した加藤彰介記者は「野菜をふんだんに使って、味わいもやさしい」といいます。角形の揚げ菓子「アフリカン・ドーナツも人気」(同記者)でした。
植物由来のすし実食、チャーハンロボも絶賛稼働中

「(本物との)違いが分からない!」。植物由来の材料を使ったすしを食べた水上ありさ記者は、そのリアルな食感に衝撃を受けたそう。ほかにもチャーハンを手早く調理するロボットなどもあり、会場のレストランは未来感にあふれています。私も「THEO'S CAFE by ユーハイム」に行き、人工知能(AI)搭載の専用オーブン「THEO(テオ)」が焼き加減を自動で調節して作ったバウムクーヘンを食べました。食感がとてもふっくらとしていて、最新技術を味覚で感じることができました。
お高いワインも堪能できます ほろ酔い万博はいかが?

海外館に並ぶ、お国自慢のワインやビール。富裕層の保養地でもあるモナコのパビリオンでは、グラス1杯4万円の赤ワインを提供しています。現地までの旅費を考えれば、惜しくない価格かもしれません。夜間券を買って「花金」の退勤後に世界のお酒を味わうのも、楽しみ方の一つでしょうか。私も残り50日の会期のどこかで「万博ワイン巡り」に挑戦したいところです。
コスパの良い海外グルメを発掘 2000円なら手が届く

「1杯4万円は正直高いけれど、1食2000円なら惜しみなく払えそう」と考えて企画したのが「2000円グルメ」の記事。世界三大料理の一つ、トルコ料理もお手ごろ価格で楽しめます。トルコパビリオン前で販売している「ラフマージュン」はピザに似ていて、素材を生かしたシンプルな味付けでした。10食分のコスパ海外グルメを発掘した、体当たりリポートをご覧ください。
今回ご紹介したもの以外にも、158カ国・地域が出展する大阪万博には各地のガチグルメが集まっています。ソロ活で「孤独のグルメ」に浸るも良し、家族や友人とシェアしながら楽しむも良し。会場で味の世界旅行をたっぷりと楽しんだ後は、本場のグルメを味わいに現地へ行ってみては?
(千賀伊桜)
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