和歌山電鉄は21日、貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)で2代目の駅長として人気を集めてきた三毛猫「ニタマ」(雌、15歳)が20日に死んだと発表した。乗客を駅で出迎えたり、イベントに参加したりして、ローカル線のPRに貢献した。
ニタマは同電鉄の親会社「岡山電気軌道」がある岡山市で生後約2カ月の頃に保護され、2012年に伊太祈曽(いだきそ)駅(和歌山市)の駅長に就いた。貴志駅の初代駅長の「たま」が15年に死んだ後、その役割を引き継いだ。
ニタマを目当てに訪れるファンも多く、愛くるしい姿で沿線住民や観光客らを癒やしていた。10月下旬から食欲が落ち、今月上旬から利用客を出迎える「勤務」を休んでいた。【安西李姫、駒木智一】
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