佐世保市江迎町の「水掛け地蔵まつり」は、寺の地蔵が子どもたちと水遊びをして悪疫を追い払ったという言い伝えから始まり、500年以上の歴史があるとされます。

23日は、はっぴ姿の子どもたちが高さ80センチほどの木彫りの地蔵をのせたみこしを担いで地域を流れる川に入り、寺の住職の合図に合わせて地蔵に向けて一斉に水をかけました。
続いて子どもたちが地蔵を担いで「わっしょい、わっしょい」と声をあげながら町を練り歩くと、沿道に集まった人たちが無病息災を願ってホースやバケツを使って地蔵や子どもたちに水をかけていました。

23日の佐世保市は最高気温が32.9度で暑い一日となりましたが、参加した人たちは冷たい水を浴びて気持ちよさそうにしていました。
参加した小学5年生の男の子は「水をかけてもらえて涼しかったし、楽しかったです。病気にかからないように、お地蔵さんにお願いしました」と話していました。
また、近くに住む80代の女性は「地元の私たちはみんな楽しみにこの祭りを待っていて、1年間の心のよりどころです。水をかけられたら元気になると思います」と話していました。

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