松山市は、かかりつけ医が休みに入る年末年始などに対応するため、12月から夜間休日のオンライン診療を開始すると発表した。受診科目は内科と小児科で、市外からの帰省客らも利用可能という。
オンライン診療の導入は、今季もインフルエンザの流行などで医療機関の逼迫(ひっぱく)が予想されるためで、スマートフォンやパソコンのビデオ通話で診察が受けられる。市では現在、夜間休日の一次救急は市急患医療センターと市医師会休日診療所の計2カ所で実施。2024年度の年末年始(12月29日~1月3日)は、インフルエンザの流行などから診療時間を拡大するなど体制を強化したが、患者数は前年の1・7倍となり、混雑が生じた。今回はその打開策として実施を決めたという。
診療業務は、医療関連会社「ファストドクター」(東京都渋谷区)に委託。開設は内科が12月1日~26年1月31日、小児科が25年12月29日~26年1月5日で、発熱やせき、のどの痛み、吐き気、頭痛などの症状に対応。診察後に調剤薬局で薬を受け取れる。受診希望者は市のホームページの専用サイトから申し込む。通常の診察料に加え、システム利用料として330円(保険適用外)がかかり、クレジットカードかコンビニで支払える。問い合わせは同市医事薬事課(089・911・1804)。【広瀬晃子】
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