観光列車「SL銀河」として2023年までJR釜石線を走行していた蒸気機関車「C58形」について、JR東日本は3日、新たな観光列車として岩手県内の東北線で復活させると発表した。29年春以降の運行開始をめざすという。

 運転区間は盛岡―一ノ関駅間で、客車は既存の車両を改造する予定。JR東は「世界遺産の平泉など人気観光地をSLで結び、東北地方へのインバウンド誘致をめざす」としている。

 SL銀河は東日本大震災からの復興支援と地域活性化をめざし、14年から釜石線を走行。機関車は盛岡市内の公園に展示されていたC58形を復元し、客車は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をテーマとしていた。客車の老朽化を理由に23年に運行を終了し、C58形は盛岡駅近くのSL検修庫に保管されていた。

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