東急目黒線「武蔵小山駅」(東京都品川区)の駅前再開発が本格的に動き出した。「ムサコ」を象徴するアーケード商店街「武蔵小山パルム」をはさむ敷地に、タワーマンションなどを建設する計画で、まちの姿が大きく変わりそうだ。
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都が11月27日、三菱地所レジデンスなどが参加する再開発組合に設立認可を出した。2029年度にも着工し、33年度の完成を目指す。事業費は963億円を見込む。
約1.4ヘクタールの敷地には、古いマンションや木造住宅が立ち並び、防災性や回遊性が課題になっていた。高さ145メートルで地上39階建てのタワーマンションや、低層の商業施設を建設し、課題解決をねらうという。
パルムは1956年にアーケードが完成。現在は全長800メートルのアーケードに、物販や飲食店など約250店舗が入っている。武蔵小山商店街振興組合の半田忠久理事長は「商店街と武蔵小山のまちが、将来にわたり一層にぎわいと活力のあふれるまちになることを期待する」とコメントした。
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