
群馬大学大学院医学系研究科は10日、有望な女性研究者を表彰する「Future leaders award」の表彰式を開いた。口腔(こうくう)がんについて研究する關麻衣助教(病理診断学)、難治性の皮膚病について研究する医学部付属病院の関口明子講師(皮膚科)の2人が受賞した。
10日の表彰式で調(しらべ)憲医学系研究科長は「(出産や育児など)いろいろなライフイベントがあるなかで素晴らしい業績をあげた2人を選んだ。全国の医学部生の36%は女性となっており、2人にはモデル、メンターとして活躍してほしい」と話した。同賞は2024年度に創設され、表彰式は25年2月に続く2回目。
群馬大は2027年度末までに女性研究者を全体の22%に増やす目標を掲げる。医学系研究科と生体調節研究所では教授計51人のうち女性は5人にとどまっており、今後増やしていく考えだ。
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