(写真はイメージです) Nuva Frames-Shutterstock
<「犯人」は目的を果たして颯爽と退店。決定的瞬間を捉えた監視カメラの映像が話題に>
スコットランドの田舎にある村の農産物直売所で風変わりな「万引き」事件が発生した。防犯カメラが記録していたのは思いもよらない犯人だった。
【動画】無人直売所で「万引き」発生...「まさかの犯人」をバッチリ捉えた「証拠映像」がこちら
ケーキが1つ消えていることに気づいたサウス・パーシーホーナー・ファームショップ店主のゲイリー・サマーズは、防犯カメラの映像を確認。その結果、犯人がゴールデンレトリバーのアンバーだったことが判明した。
サマーズは本誌に「この店は正直箱方式(代金を各自で箱に入れる方式)なので店員はいません」と語る。
「お客さんは野菜、パン、肉、チーズなど、欲しいものを手に取って代金を置いていくだけです。店には誰もいませんでしたし、犬はそれを最大限に活用したんでしょうね」
映像には、静かな店内にアンバーが忍び込み、棚とベーカリーコーナーを一直線に目指すと、マデイラケーキ(イギリス発祥の伝統的なスポンジケーキ)をくわえて颯爽と退店する様子が映っていた。その姿はまるで、何を目当てに来たのか分かっていたかのような自信に満ちていた。
11月29日にこの予期せぬ盗難事件があった後、サマーズはこの話と映像を店のフェイスブックページで共有。投稿には何千もの「いいね!」やコメントが寄せられている。
コメント欄にはさまざまな反応が寄せられ、その多くがアンバーをかばう内容だった。
ある視聴者は「画像がぼやけていて何が盗まれたか断定できません。つまり、うちのクライアント(アンバー)は無罪です」と述べ、他のユーザーは「ああ、なんて可愛いんだ。きっと許してあげるよね」と書き込んだ。
軽い笑い話として投稿したサマーズだったが、アップするや否やネット上で拡散された。
「面白い話として投稿したら皆が笑ってくれると思いました」と彼は言う。「フェイスブックで爆発的に広まって、今では再生数220万回を超えています」
アンバーによるケーキの窃盗でサマーズは損失を被ったが、飼い主に請求するつもりはないと語った。
「アンバーの飼い主は私のいとこなんです。だから『弁償しろ』なんて言いません」
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