厚生労働省は、標準的な出産の無償化に向けて、分娩(ぶんべん)に伴う保険診療で生じた費用などへの対応として、妊婦に現金給付をする検討に入りました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「出産費用の無償化と医療保険の見直し」を解説します。
Q 出産費用の無償化って聞いたよ。どんなことをするの?
A 厚生労働省は、出産にかかる費用を全国で同じ公定価格にして、公的医療保険で全額をまかなう仕組みを検討しています。2027年度以降に導入される見通しです。
Q 今は出産費用ってどうなっているの?
A 今は病院ごとに分娩費用が違い、出産育児一時金(50万円)が支給されていますが、自己負担もあります。
Q 自己負担はどうなるの?
A 新しい仕組みでも、帝王切開などの保険診療では現行の3割自己負担が続く方針です。このため、厚労省はこのような医療費の負担軽減の対応が必要と判断したとみられます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。