首都直下地震が起きたら、我が身に何が起こるのでしょうか。家は? 食料は? 電車は? 今回示された被害想定をもとに、場面別にまとめました。
一戸建ての家は
まず、家で地震に遭った場合、一戸建てであれば、木造の家屋が特に多く倒壊する。炎の竜巻である「火災旋風」が発生すると、延焼が広がる。

地震から何日か経っていても、電気機器まわりや配線のショートなどでも火事が起こる。
マンションは
マンションなど高層の建物は、「長周期地震動」によって大きく長く揺れる。家具を固定していない場合、家具が倒れると、命に関わるけがを負ってしまう。

マンションでエレベーターが止まると、階段で上り下りしなければならなくなる。首都圏はマンションやビルが多く、エレベーターの復旧には時間がかかる。
高層階だったり水や食料の備蓄が足りなかったりする住民は、避難所へ行かなければならなくなる場合も。ただ、地域の避難所は足りておらず、戸数が多い大規模マンションの住民を受け入れきれるかは、はっきりしない。
買い占めで混乱
食料や物資も不足する。公的備蓄では足りず、被災地の内外で買い占めが起きる。コンビニやスーパーの在庫が数時間で売り切れてしまう。

道路が寸断され、商品の配送も困難になる。食料の生産や供給が難しくなり、コンビニなどに並ぶ商品の量が減って、混乱が長く続く。
鉄道ストップ 子ども迎えも困難
鉄路も断たれる。新幹線も在来線も、広域で運転を見合わせ、大量の帰宅困難者が発生する。学校や保育園へ子どもを迎えに行けない保護者も多く出てくる。

被災した路線の多くは、何日も不通のまま。バスなど代替輸送手段が始まっても、需要をまかないきれない。鉄道の復旧が進まない地域では、通勤が困難な期間が1カ月以上続く。
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