言葉にしないと伝わらないこともある(写真はイメージです) Marlon Soares-Unsplash

<帰ってきたよ、ごめんね、と謝る飼い主い対し、猫が何度も放った言葉は...>

旅行から戻った飼い主が猫に冷たくされるのはよくあること。しかしさらに一歩先を行き、人間の言葉で飼い主に不満をぶちまける猫がいた。

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ここ数年、トーキングボタンを使ってコミュニケーションを取るペットがSNSで話題になっている。犬や猫が前足でボタンを押すと、録音された単語が流れる仕組み。中には一度に複数のボタンを押して文章を作るペットもいて、フードやトイレなど、自分の欲しいものや必要とするものを伝えることもできる。

ペット用品通販サイト、チューイーの記事によると、猫にトーキングボタンの使い方を教えることは、飼い主との絆を強めたり、脳を刺激するなどのメリットがあり、行動や気分の改善につなげることもできる。

TikTokに動画が投稿された猫パフィン(@puffindoestricks)の場合、休暇から戻った飼い主に対し、「心にのしかかっていたこと」をぶちまけて話題になった。動画の中のパフィンはボタンが並ぶマットの前に座り、スーツケースを片付ける飼い主の女性をじっとにらんでいる。まず押したのは「mad(怒ってる)」のボタン。飼い主が「なんで怒ってるの?」と尋ねると、今度は「worried(心配だった)」のボタンを押した。

「この子の気持ちは分かっていました。けれどボタンでそれを思い知らされ、私たちのコミュニケーションが深まりました」。TikTok経由で本誌の取材に応じた飼い主はそう語った。「泣いちゃいました、本当に」

もう帰ってきたよ、まだ怒ってる? とたたみかける飼い主に、パフィンはまた「心配だった」ボタンで応じた。ごめんね、心配だったんだね、でももう帰ったよ、一緒にいるよ、抱っこしようかと話しかけると、「悲しい」「怒ってる」「心配だった」のボタンを連発した。

パフィンが最後に使ったボタンは「sick(気分悪い)」だった。留守中にパフィンが体調を崩していないことは、ペットシッターに確認済み。どうやら飼い主のことを心配しすぎて気を悪くしたらしい。

パフィンのコミュニケーション能力はたちまち注目の的になり、動画は12月16日までに900万回以上再生された。「いいね」は約78万件、コメントは5500件を超えている。

あるユーザーは「自分だったら大泣きしちゃう。この子は自分の気持ちをちゃんと話してる」と言い、別のユーザーは「この子はあなたが留守の間に、悲しみの全段階を最低でも5回経験したんだね」と付け加えた。

気持ちを言葉にするパフィンの能力を「大抵の男よりも、この子の方がコミュニケーション能力が高い」と称賛する声もあった。

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