三菱自動車は18日、ミニバン「デリカD:5」の新型を来年1月9日に発売すると発表した。2019年以来6年ぶりに大幅な改良を施した。路面状況に応じ、ダイヤル操作でエンジン制御などを最適化するシステムを新たに搭載した。また、運転席のメーターを8インチの液晶パネルに切り替えた。希望小売価格は税込み451万円~494万4500円。

  • パジェロの町はいま 工場閉鎖から4年、復活でも生産拠点は海外?

 デリカD:5は、デリカシリーズの5代目。アウトドアにも適した走行性とファミリーカーとしての利便性が支持を受けている。07年1月に発売されて以降、基本的なデザインや車両の構造は変えていないが、現在も月2千台ほどが売れているロングセラーの車種だ。

 同社の今年度上半期(4~9月)の世界販売は38万4千台で、前年同期より6%減った。加藤隆雄社長はデリカD:5について、「オフロード、ミニバン、SUV(スポーツ用多目的車)の特徴を持った他社にないカテゴリーだ」と強調。「デリカD:5を牽引(けんいん)役として販売台数の底上げを図りたい」と述べた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。