栃木県立高校で男子生徒が別の男子生徒に暴行を加える動画が交流サイト(SNS)に投稿された問題で、同校が9日夜に保護者への説明会を開き、校長が保護者へ謝罪した。保護者からは在校生の安全確保を求める意見が相次いだ。
約250人が出席した説明会は非公開で行われ、終了後に校長が報道陣の取材に応じた。校長は校内での暴力行為の発生、動画のSNS上での拡散、動画流出まで校内暴力を覚知できなかったことを謝罪し、騒動の経緯や今後の取り組みについて説明したという。
同校によると、動画拡散後に学校へは誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)を含む電話が1日に100件以上寄せられ、部外者が無許可で学校の敷地に入って動画撮影をしたり、学校関係者の自宅を訪れたりする事案が確認されている。
説明会で保護者からは、学校への防犯カメラの設置や入構証の導入など、在校生の安全確保を求める具体的な要望が多く寄せられた。また、生徒の卒業後の進路への影響を不安視する声や、一部の部活動が大会を辞退した学校の判断を疑問視する意見もあったという。学校は防犯カメラや入購証の導入について、県教委やPTAと検討する。
校長は報道陣の取材に今回の暴力行為について「学校内であってはならないこと」と述べて、いじめも視野に調査を進める意向を改めて示した。「生徒たちの安全確保に一致団結して取り組む」とも述べた。【池田一生】
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