「3代目タイガーマスク」として知られるプロレスラー、金本浩二さんによる講義が2025年12月、和歌山市六十谷の市立夜間中学「和歌山あけぼの中学校」であった。再三の大けがを乗り越えた半生を振り返り「諦めず、挑戦は絶対にすべきだ。継続は力なり。将来につながると思えるなら続けられる」と激励した。
各界から「ゲストティーチャー」を招く講義の一環で、開校した今年度はこれまで落語や音楽の専門家が登壇した。今回は金本さんと旧知の教員がいたことで実現した。
金本さんは新日本プロレスに入門直後、脳挫傷で生死の境をさまよった経験があり、膝や脊椎(せきつい)にもダメージを負った。だが「再びリングに上がる」という不屈の闘志で休まずトレーニングし、復帰を果たしてきたという。
スター選手だった藤波辰爾さんの登場曲を眠る前に聞いて自身を鼓舞したエピソードや、「この人がいたからデビューできた」という指導役の馳浩さん(現・石川県知事)との思い出も披露した。
特定団体に属さないフリーランスとして59歳の今もリングに上がる。50~70代の生徒たちに金本さんは「ここに通っている時点で皆さんにはチャレンジ精神がある。目標を持ってこつこつやれば夢はつかめる」とエールを送った。【藤木俊治】
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