大学入学共通テストは18日、理科、数学、情報の試験があり、2日間の日程を終えた。初日に続き、多様な資料を読み解いて考察させる問題が目立った。導入2年目の情報Ⅰも前回に続いて身近な題材から出題された。
情報Ⅰではスマートフォンの操作や文化祭来場者の待ち時間、桜の開花推定日といった話題に絡め、プログラミングやデータ活用の知識と思考力が問われた。問題を分析したベネッセコーポレーションの担当者は「前回と同じ出題形式だったが難化した」と話した。
理科の地学では「タイムマシンで過去や未来に行く」という設定で、平安時代に観測された超新星爆発などについての問題が出た。生物基礎では新型コロナウイルスとワクチンの関連、免疫の仕組みについてグラフなどから考えさせた。数学I、Aでは東京オリンピックの水泳選手の記録を用い、データの分析結果を読み取らせる設問があった。
大学入試センターによると、電車の人身事故や強風による運休などの影響を受け、宮城、滋賀、大阪、和歌山の4府県計6会場で開始時刻を20~120分繰り下げて実施。志願者計1750人が対象となった。このほか遅刻した受験生への対応ミスなどで、計3会場で各1人の開始時間を15~170分繰り下げた。
17日には英語(リスニング)の試験中にアラームが鳴ったほか、受験生に対する音声メモリーの配布ミスとみられる事例などがあり、5会場の計115人が再試験の対象となった。リスニングでは機器不具合の申し出などにより、63会場の73人が「再開テスト」の対象となった。
各科目の平均点(中間集計)は21日に、同一教科内の科目の平均点に20点以上の差がついた場合に実施する得点調整の有無は23日にそれぞれ公表される。国公立大2次試験への出願は26日に始まる。【西本紗保美、斎藤文太郎】
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