
文化審議会は23日、「諸塚(もろつか)神楽」(宮崎県諸塚村)など5件を重要無形民俗文化財に、「志摩半島の生産用具」(三重県志摩市)を重要有形民俗文化財に新たに指定するよう、文部科学相に答申した。
諸塚神楽は、山あいの3地区に伝承され、他に例のない1時間にわたる大曲の演目などに特色がある。神楽からは、「鳥海山北麓(ほくろく)獅子舞番楽(ばんがく)」(秋田県由利本荘市、にかほ市)と「高鍋神楽」(宮崎県高鍋町など5町)も答申された。


神楽はすでに全国各地の40件が重要無形民俗文化財に指定され、2028年にユネスコ無形文化遺産への登録をめざしている。今回の3件も、追加登録を視野に入れている。
志摩半島の生産用具は、女性による素潜り漁の海女(あま)漁や英虞(あご)湾の真珠養殖、農耕や養蚕などの用具2892点。一つの半島の生産用具を総合的に指定する事例は初めてという。

ほかの指定・登録などは次の通り。
【重要無形民俗文化財】大豊の碁石茶製造技術(高知県大豊町)▽久礼八幡宮の御神穀祭(おみこくさん、同県中土佐町)【登録有形民俗文化財】大谷(おおや)の石工用具及び関連資料(宇都宮市)▽松山犂(すき)の製作用具及び製品(長野県上田市)▽宮島細工の製作用具及び製品(広島県廿日市市)▽糸満の漁撈(ぎょろう)用具(沖縄県糸満市)【登録無形民俗文化財】吉野葛の製造技術(奈良県宇陀市・御所市)【記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財の選択(文化庁長官に答申)】津軽・南部の刺し子技術(青森県)▽木曽のお六櫛(ぐし)製作技術(長野県木祖村)









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