じゃれ合う双子のジャイアントパンダのシャオシャオ(左)とレイレイ=東京都台東区の上野動物園で2023年4月18日、北山夏帆撮影
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 東京・上野動物園(台東区)の双子のジャイアントパンダ、シャオシャオ(暁暁)=雄・4歳=とレイレイ(蕾蕾)=雌・同=が25日、最後の一般公開を迎えた。27日に中国へ返還される。1972年に中国からカンカン、ランランが贈られてから53年、列島から初めてパンダがいなくなる。

 トントンやシャンシャンなども生まれた同園で、2頭は2021年6月23日に初の双子として誕生。シャオシャオが124グラム、レイレイは146グラムだった。新型コロナウイルス禍で社会が暗い雰囲気だった中で明るいニュースとなった。

 双子の場合、母パンダが1頭の養育を放棄するケースがあるほか、赤ちゃんが母パンダに踏みつけられる危険があることから、母シンシンの隙(すき)をみて、飼育員が交互に1頭ずつを産室から取り出し、人工乳や母乳を与える「すり替え作戦」で育てた。

 同10月には名前が決定。夜明けの光のイメージの「暁」、花が咲く未来の「蕾」をそれぞれ当て、明るい未来を目指すという思いを込めた。

 元気で明るい性格の2頭はすくすくと育ち、シャオシャオは活発、レイレイはマイペースの一面も。1月19日の計測で、シャオシャオが102・8キロ、レイレイは92・4キロになった。

 同園飼育展示課の鈴木仁課長は「双子パンダを健康に育てるのは大変だったが、2頭はいろんな喜びや驚きを与えてくれた。感謝の言葉しか見つからない」と万感の思いを口にした。【柳澤一男、遠藤龍】

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