ウシがブラシを使って自分の体を器用にかくようなしぐさをする様子を確認したと、ウィーンの研究チームが科学誌カレントバイオロジーに19日発表した。ウシが複雑な認知能力を持つことを示唆する結果だとしている。
チームによると、このウシはオーストリア南部の農家にペットとして飼育されている13歳の「ベロニカ」。10年以上前、ベロニカが時々棒を拾って体をかいていることに飼い主が気付いた。友人が動画を撮影し、チームのメンバーである生物学者に送った。
チームは柄の長いブラシの向きを変えながらベロニカの前に置く実験を計約70回繰り返した。ベロニカは舌でブラシをつかみ、尻など道具なしでは届かない部位をこするのにブラシを使用。背中など体の硬い部分にはブラシの毛を当て、乳房や腹部など柔らかい部分には柄を使った。
道具を使う他の動物としては、チンパンジーが植物の茎などをシロアリの塚の穴に差し込み、かみついたシロアリを食べることが知られている。(共同)
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