航空自衛隊松島基地がある宮城県東松島市の道の駅「東松島」に27日、同基地所属のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の退役機がお目見えした。市によると、道の駅に空自機が常設展示されるのは全国初で、大空を自在に駆け回った機体を間近に見ることができる。
道の駅東松島は三陸自動車道上り線の矢本パーキングエリアに直結し、2024年11月にオープン。建物の外壁はブルーインパルスの機体と同じ青と白で統一され、多くのグッズを販売するほか、基地の訓練飛行時は展望台から見学できるとあってファンの人気スポットとなっている。
駅東側の野外広場に設置された「T―4型731号機」は1994年12月~2020年3月、主に5番機として活躍。98年の長野五輪の開会式や、同基地であった20年の東京五輪の聖火到着式でも空を彩った。11年の東日本大震災発生時は九州新幹線全線開通式典のため福岡に移動しており無事だった。
市は観光の目玉にするため駅の開業前から展示を検討してきた。機体は航空自衛隊から無償貸与を受け、設置費と維持管理費はクラウドファンディング(CF)型ふるさと納税と企業・団体からの寄付で計5922万円を集めた。
この日はお披露目式があり、渥美巌市長は「道の駅の来場者は間もなく100万人に上る。機体が新たな観光のシンボルとして、にぎわいや交流人口の拡大につながってほしい」と話した。【百武信幸】
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