蔵開き新酒まつりで、酒を手に乾杯する来場者たち=福岡県みやこ町で2026年3月1日午後0時31分、出来祥寿撮影
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 福岡県みやこ町犀川崎山の山あいにある行橋・京都地域唯一の造り酒屋「林龍平酒造場」で1日、今シーズンの新酒を味わう「蔵開き新酒まつり」があった。菜の花が咲き誇る春の陽気に誘われるように、日本酒ファンら約2500人が訪れ、新酒の飲み比べを楽しんだ。

 林龍平酒造場は霊峰・英彦山を水源とする今川の中流にあり、創業は1837(天保8)年。英彦山伏流水で醸す「九州菊(くすぎく)」の蔵元で、五代目の林龍平さん(63)が伝統の技を引き継ぐ。蔵開きは毎年3月初旬に開かれる町最大の人気イベントの一つ。今川沿いを走る平成筑豊鉄道も臨時列車を増発させ、「左党」や親子連れらが集まった。

 来場者はチケットを購入して醸造タンクが並ぶ蔵に「入場」。蔵開き限定のくみたての原酒や生酒、にごり酒などの試飲を堪能した。蔵周辺の特設テントでは、地元住民が販売する鹿の焼き肉などジビエ料理を食べながら杯を傾けた。

 行橋市や築上町などの趣味仲間5人で訪れた西尾洋子さん(54)は「九州菊は定番で間違いのないおいしいお酒。とても満足です」と笑顔。林さんは今季の酒造りについて「年明けから安定した冷え込みが続き、発酵状況も良い。すっきりしたいい酒となっている」と話した。【出来祥寿】

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