安心して産卵できる場所を求めて(写真はイメージです) James Wainscoat-Unsplash

<1羽のニワトリが庭を突っ切って爆走する動画がTikTokで大ウケしている。目指すは産卵場所と決めた猫ベッドだ>

この場所を誰にも取られたくないニワトリは、毎朝全速力でガレージを目指して突っ走る。

【動画】ニワトリの日課は朝の爆走、目指す先は...猫ベッド?

農業年鑑の「The Old Farmer's Almanac」によると、ニワトリは生後18週から22週で産卵を始め、ルーティンが確立されると1日あたり約1個の卵を産むようになる。産卵場所は静かで人目に付かない場所を探すことが多い。この習慣は、天敵から巣を隠すために祖先から受け継がれてきた。

しかし予想外の場所に安心感を感じるニワトリがいた。目を付けたのは猫用のベッド。TikTokユーザーの@chrizzybearが8月8日に投稿した動画には、毎朝鶏舎を飛び出すと、ガレージ目がけて全速力で疾走するニワトリが映っている。目的は、ほかの誰よりも早くガレージの中の猫ベッドを独占すること。もっとも、このニワトリを追いかけて走る仲間は誰もいない。

動画には「ここはいつもエキサイティング」というキャプションが付いている。

猫ベッドは棚の上にあって、すぐには届かない。そこでニワトリはまずカウンターに飛び乗って周囲を見回してから、猫ベッドに収まった。

ところがこの全力疾走は「空振り」だった。猫ベッドに座ってみても卵が生まれないことに気付いたニワトリは、ガレージの中と外を行ったり来たりしながら、自分の産卵場所が確保できているかどうかチェックし続ける。

ここで飼い主は、猫ベッドを床の上に降ろしてニワトリが気付くかどうか試してみた。「あれ?」という様子で立ち止まって棚を見上げ、床の上のベッドに視線を戻して慎重な足取りで近付くニワトリ。猫ベッドがいつもの場所にないことに不審そうなそぶりを見せながらも、結局、猫ベッドに入って無事に産卵した。翌日も、この場所を目がけてひた走る日課は繰り返される。

動画は370万回以上再生され、寄せられた「いいね」は14万を突破。ニワトリの日課に大笑いする人が続出した。

「より良い未来のために戦ってるんだよ」という冗談のコメントや、「猫ベッドが動かされたことにひどく憤慨してるみたい(笑)わざわざ彼女の日課を邪魔するなんて」というコメントも。

ユーザーの多くは一目散に走るニワトリの姿に「使命感に駆られて走ってる」と目を見張った。

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