1匹の犬が献血に対する意識を高めた(写真はイメージです) Richard Burlton-Unsplash

<初めての献血をしたゴールデンレトリバー。ほめてあげたいけど、その表情に笑いが止まらない>

献血をしたゴールデンレトリバーが注目を集めている。他の犬の命を救った英雄的な行為に加え、薬の影響で見せたユーモラスな表情が人気を呼んでいる

【動画】申し訳ないけど笑える! 献血直後の犬が見せた脱力の表情

TikTokに投稿された動画には、献血後にケージの柵に顔を押し当てて間抜けな表情を浮かべる犬のコミカルな姿が捉えられている。動画は73万6000回以上再生され、犬の姿に笑ったというコメントや、飼い主の命を救う行為をたたえる声が殺到している。

「うちの犬が今日初めて献血した。その結果がこれだ」と飼い主はキャプションに書いている。「薬が効いてきたようだ」

犬の至福の表情は、ユーザーを喜ばせると同時に、獣医療における犬の献血が持つ重要な意義についての議論も巻き起こした。アメリカンケンネルクラブ(AKC)のケイナイン・ヘルス財団によると、輸血は、事故や手術後の貧血から自己免疫性疾患に至るまで、さまざまな病状を治療するために用いられる「重要な救命手段」だ。

動画のコメント欄には、輸血によって助けられたペットの飼い主たちからの心温まる話が書き込まれた。

「うちの子は1月に輸血をした。それがなければ今ここにいないだろう」

「うちの子は昨年10月に免疫介在性溶血性貧血と診断され、命を救うために2回の輸血が必要だった。あなたの愛犬が献血をして、うちの子のような他の犬たちを救ってくれてありがとう」

「この活動をしてくれて本当にありがとう。うちの犬はエーリキア症と血小板減少症で輸血が必要で、それで命を救われた」

AKCの財団によると、ほとんどの動物用血液バンクはボランティアのドナーに依存している。献血の方法は安全かつ簡単で、犬は通常、横になるか座った状態で5~15分かけて頸静脈から約470ミリリットルを採血する。

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