キリンホールディングスが発売した、減塩食品の塩味やうまみを増強する「エレキソルト カップ」。下は「エレキソルト スプーン」

 キリンホールディングスは9日、減塩食品の塩味やうまみを増強するカップ構造の食器「エレキソルト カップ」を公式オンラインストアで発売した。微弱な電流を食品に流して味わいを変化させる「電気味覚」の技術を搭載。昨年売り出したスプーンが好評で、新たに開発した。減塩にしてもおいしく食事をしたいとの需要に応える。価格は2万6950円。

 食器はコイン電池を入れて使う。食材に含まれるナトリウムイオンは口の中で分散してしまうが、電流によって舌の付近に集まり、同じ塩分量でも味わいを強く感じるという。味の強さはスイッチで3段階の調整が可能だ。(共同)

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