
大分県宇佐市教育委員会は、市内の中学2校で10日、賞味期限を約3カ月過ぎたパン120個を誤って給食に提供したと発表した。製造元の在庫管理ミスが原因で、これまでに健康被害は確認されていないとしている。
市教委によると、賞味期限が過ぎていたのは、市内の業者が製造した「まあるいぱん」。北部中学校1~3年生と西部中学校3年生の給食用に、宇佐学校給食センターが提供した。3日に同種類などのパン73箱を給食センターに納入した際、賞味期限が6月5日までの2箱が混入していた。製造元が同一の倉庫内で賞味期限内のパンと一緒に保存しており、納入業者と給食センターも期限切れに気が付かなかったという。
製造元の検査では賞味期限切れのパンから細菌は検出されなかったが、市も保健所に依頼して検査を実施する方針。市教委は「不安な思いをさせてしまいおわびする。再発防止対策に努める」とコメントした。【宮崎隆】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。