
写真はイメージです Matej Kastelic/Shutterstock
<14時間のフライトの間、隣の席の乗客から繰り返しハラスメントを受け続けたという女性。客室乗務員に被害を訴えるも、十分な対応をしてもらえなかったと語る>
カタールの首都ドーハから米ニューヨークまで、14時間にわたるカタール航空でのフライト中、女性客が隣の席の乗客から「異常な嫌がらせ」を受け続けたとする動画が拡散されている。動画には、隣の乗客が何度も繰り返し彼女に意図的としか思えないような接触をしてくる様子が映っており、一部の行為について彼女は「もはや性的暴行」「脅迫」と訴えている。
■【写真】【動画】「性的暴行」「脅迫」...フライトの間中、ハラスメントを受け続けた女性が撮影した「証拠動画」
動画を投稿したのは、ロサンゼルス出身で現在はニューヨークを拠点とし、旅行会社「Curate Life LLC」を共同経営するジャミア・エシー(@essiebtravelin、32歳)。この動画は8月1日の投稿からすでに1050万回以上再生されている。
動画の冒頭には「だから私はもう絶対にエコノミーには乗りたくない!!」というテキストが表示され、キャプションには「このフライトはホラー映画になった! 注意:飛行中は他人に寄りかからないで」と書かれている。
エシーによれば、この苦痛に満ちた体験は離陸直後から始まったという。「離陸した直後から始まり、フライトの間ずっと続きました」と彼女は本誌に語った。
「(隣の席の)彼女は繰り返し私のパーソナルスペースに侵入してきて、私にもたれかかったり、肘掛けや座席を超えて体を広げたり、同意なしに体に接触したりしてきました。さらには嫌がらせや軽度の性的暴行、さらには脅迫までも受け、不安で危険な環境の中でずっと過ごすことになりました」
客室乗務員に助けを求めたが対応に不満
TikTokに投稿されたこの動画には、隣席の女性がエシーのスペースに何度も侵入している様子が映っている。女性が脚をエシーの足元にまで伸ばす場面や、頭をエシーの肩にもたれかける場面もあった。動画には、「彼女はパーソナルスペースという概念を持っていないようだ」とのテキストが表示される。
別の場面では、その女性が前方に身を乗り出し、テーブルに頭をつけている様子が映っており、エシーは「丁寧に起き上がるよう頼みましたが、私の声が聞こえないか理解できないような態度を取られました」と説明する。さらにエシーは、女性が機内食のナイフを手にしている場面に、「このナイフの持ち方、脅しと受け取ります!」とのキャプションを付けた。
エシーによれば、その女性は中央の座席に座っており、連れはいないようだった。「なぜ彼女がナイフを手にしたのか正確な理由は分かりません。でも、私が何度も客室乗務員に席の移動を求めたり、私に触れるのをやめるよう助けを求めたりしたことが気に入らなかった可能性が高いと思います。ナイフで威嚇するつもりだったのではないでしょうか」
フライトの間中、エシーは何度もクルーに被害を訴えた。「何度も客室乗務員にこの女性の行動と安全への懸念を伝えました」と彼女は話す。「でも彼らの対応は限定的で不十分でした。状況は認識していたのに、ハラスメントに対応したり私の安全を確保したりするような効果的な行動はなく、フライト中ずっと無防備で不安なままでした」
この体験を通じて、エシーは長距離フライトに対する考え方が根本的に変わったという。今回のことで、エコノミークラスに乗る気は「1000%」完全になくなった。「もう二度と乗りたくありません」
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