「ひょうげ祭り」は、水不足に悩まされてきた高松市香川町の浅野地区で、江戸時代にため池を築いた人をたたえて水の恵みなどに感謝する祭りで、市の無形民俗文化財に指定されています。
「ひょうげ」は、地元のことばで「おどける」という意味で、色鮮やかでユニークな化粧を施したおよそ90人が参加しました。

参加した人たちはみこしを担いだり、農作物などで作った道具を持ったりして、ため池までのおよそ2キロを2時間ほどかけて練り歩きました。
一方、化粧をして一緒に練り歩く予定だった小学生たちは、香川県内に熱中症警戒アラートが出されたため、参加を見合わせたということです。

行列がため池に到着すると神事が行われ、その後、担ぎ手たちが威勢のいい掛け声をあげて、みこしごと池に飛び込んで水の恵みに感謝し、豊作を祈っていました。
祭りに参加した53歳の男性は「高齢化が進む中、ことしは若い世代が参加してくれてありがたかったし、見物した人にも盛り上がりを見せられたかと思っています。若い子たちがコメや水の大切さをわかって引き継いでくれるのが望みです」と話していました。
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