
@ash.theworkingmama/TikTok
<動画には幼い子供がバランスの悪い歩き方をしている様子が映っているが、実は幼さが原因だったのではなく手術が必要な状態であることが判明したと説明されている>
幼い娘のよちよち歩きが「少し変な歩き方」だと感じた母親が、その様子を動画に収めてSNSで公開した。この動画には、あどけない表情の幼児がバランスの悪い歩き方をしているシーンが収められており、「まだ幼児だからね!」と書かれている。しかし動画のキャプションには、月齢の問題ではなく手術が必要な状態だったことが判明したと記されている。
■【動画】よちよち歩きの娘の映像、でも「ちょっと変?」母親が感じた異変...下された厳しい診断「胸が張り裂ける」
動画は、子供の発育と親の直感を信じることの大切さについて、大きな議論を呼ぶことになった。動画を投稿したアシュリー・ブラムサール(34歳)は本誌の取材に応じ、親としてこの状況がどのように展開していったかを語った。
動画には「なんだか変な歩き方」とテキストで表示されている。そして「まだ幼児だからね!」と続く。しかし最後の場面では「幼児であることだけが原因じゃなかった」と表示される。キャプションには「娘の股関節が正常に発達しておらず、手術が必要だと知ったときは、本当に胸が張り裂けそうだった」と書かれている。
ブラムサールと夫は、娘が歩き始めるのがやや遅く、片側ばかりに重心をかけているように見えることに気づいた。
当初はそれほど深刻に考えず、「よちよち歩き」「海賊歩き」などと冗談交じりに呼んでいた。しかし、双方の母親から専門医に診てもらうよう勧められ、レントゲン検査を受けたところ、衝撃の事実が明らかになった。左の股関節は完全に脱臼しており、右側も30〜40%脱臼しかけていたのだ。
ブランコに座れないと気付いて初めて涙を流した
「かなりの時間、ショック状態にあったと思う」とブラムサールは言う。「親なら誰もが子供の健康や安全に不安を抱えているものだが、実際に自分たちの身に降りかかるまでは本当に何かが起こるとは考えていなかった」
この経験は、彼女がかつて苦しんでいた重度の産後うつや不安症の感覚を呼び起こし、娘がこれからどうなっていくのか心配になったという。「これからの日常がどうなるか、どうすれば彼女が幸せになれるか不安でいっぱいだった」
その後、ブラムサールは親として心を打ち砕かれるような「小さな喪失」にいくつも直面した。娘が公園のブランコに座れないと気付いたときには、初めて涙も流した。「そんなささやかな喜びさえ奪われるなんて、本当に打ちのめされた」
それほどの困難に見舞われたブラムサールだったが、最も驚かされたのは娘の回復力だった。体の半分を覆うギプスを装着した最初の1週間は最も厳しい状況で、「娘はほとんど眠れず、動けないことにイライラして、しょっちゅう泣いていた」という。
しかし1週間を過ぎるころ、何かが変わった。娘は新しい現実を受け入れ、自分なりに順応し始めたという。キャプションにもあるように、「自分の行きたい場所へ、自分なりの方法で行けるようになった」のだ。ギプスをつけたまま、ハイハイや寝返りをする方法まで覚えた。
「胸が張り裂けるような思いをしたのと同時に、不思議なほど慰められもした」とブラムサールは言う。「娘がこんなにも強く、そして今も強くあり続けていてくれることを本当に誇りに思っている」
子供の健康上の問題を発見した彼女が伝えたいこと
ブラムサールは今、自身の経験を共有し、他の親たちにアドバイスを送る活動を行っている。彼女が繰り返し強調するのは、「親としての自分の直感を信じて、少しでも不安があれば専門家に相談してほしい」ということだ。
「少しでも不安があるなら、動画を撮って医師に送ればいい」と、彼女は言う。「何も悪いことではないし、将来的に手術を受けなければならなくなるリスクを回避できる可能性がある」「早期発見によって(股関節形成不全を)予防できる場合もある。まずは、何かに気づいたときにすぐ行動に移すことが大切なのだ」
それでもブラムサールは、「娘にどんな未来が待っているのか、不安はある」という。「また手術が必要になるかもしれない。でも一度は乗り越えたのだから、また乗り越えられるはずだ」
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