
新体操の日本代表選手が村田由香里・日本体操協会強化本部長(43)による叱責など過度な指導や男性トレーナーからのセクハラ被害を協会に訴えた問題を受け、2007年から協会を協賛してきた化粧品大手ポーラ(東京都品川区)がオフィシャルパートナー契約を解約したことが19日、分かった。日本代表の愛称「フェアリージャパンPOLA」は今後使用しない。
協会は問題発覚後の対応に「問題点は見当たらない」と第三者機関の法律事務所から評価されたとし、村田氏続投の判断も正当だと主張する。しかし、ポーラは「ハラスメント有無の事実確認ができない状況自体が、弊社が支援する上で大切にする『アスリートが心身ともに健康で安心して競技に打ち込める環境』とは言えないと判断した」と説明した。
ポーラやバレエ用品メーカーのチャコットは代表ウエアから企業名のロゴを外す対応を協会に求め、日本が団体総合初の金メダルに輝いた8月の世界選手権(ブラジル)でも選手はロゴのないウエアを着用していた。(共同通信)
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