錦戸部屋の水戸龍はモンゴル出身の31歳。

身長1メートル90センチ、体重195キロの大きな体を生かした前に出る相撲が持ち味で、腰のけがなどに苦しみながら令和4年の秋場所で新入幕を果たし、幕内で5場所、相撲を取りました。

先場所は十両10枚目で途中休場してでん部を手術し、幕下に番付を落とした今場所は初日から休場して19日、現役を引退しました。

水戸龍は20日、東京 両国の国技館で会見に臨み、引退を決断した理由について「けがや、病気で手術したこともあって、前のように体力が戻らなくなった」と説明したうえで、「もっと頑張れたんじゃないかともやもやしている。けがが多くて全力で頑張ることができない相撲人生だった」と悔しさをにじませました。

印象に残っている一番には初土俵を踏んだ平成29年の夏場所初日、幕下で天空海に敗れた取組を挙げて、「アマチュア時代に成績を残したが、悪い癖があったことをあの一番で知った。けがをした相撲も思い出に残っている。悪いことを覚える癖がある」と振り返っていました。

そのうえで今後については「日本に住んで頑張っていくつもりだが、まだ決まっていない」と述べました。

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