■東京2025世界陸上 女子5000m決勝(20日、国立競技場)
女子5000m決勝が行われ、日本記録保持者の田中希実(25、New Balance)が、15分07秒34をマークし12位と、2大会連続の入賞を逃した。
レース後に田中は「今回の世界陸上でこんなにもたくさんの方々が、陸上や陸上に取り組む選手を愛してくださっていることを知って、本当にうれしくて、本当にすごく幸せな時間を過ごせたと思います」と、改めて多くの声援に感謝し、「レース展開や位置取りなど、自分の弱点を全部、会場の皆さんにさらけ出したので、私としてはすっきりしていて、本当に弱さっていうのを出せましたし、今本当に格好をつけるんじゃなくて、心からの感謝を口にできたっていうのは、すごく私にとってこれからの第一歩になった」と、その思いを述べた。
13日に行われた1500mで予選敗退した翌日、練習に取り組んだときに感じたことがあったという。「自分の体がしっかり動いてくれて、まだこの体は走りたがってるんだっていうふうに思えたので、それがすごくうれしくて、自分の体や気持ちに本当の意味で正直になることができて、本当の意味で走ることが楽しいって思えた」。
5000m決勝でもしっかり力を出し切れたと話し、「私にとって一番いい結果が、きょう出るだろうと思っていて、それが先ほどの結果だったんだなって思うので、私としては悔しいんですけど、これからの私にとっては今日はこれが必然だったんだなというふうに思ってます」と、前を向いた。
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