陸上の世界選手権は8日目の20日に女子5000メートル決勝が行われました。
4大会連続で決勝に進んだ田中選手はスローペースの中で集団の後方につけてレースを進めました。
そして、残り3周から徐々に前に出始めて入賞圏内の7番手につけて最後の1周に入りました。
ただ、その後は海外の選手に次々と抜かれて、15分7秒34のタイムで12位でフィニッシュし、2大会連続の入賞はなりませんでした。
金メダルは、この種目の世界記録保持者で14分54秒36でフィニッシュしたケニアのベアトリス・チェベト選手で、今大会、10000メートルとの2冠を果たしました。
田中希実「等身大の実力は出せた」

田中希実選手は「絶対にひかないということはできたと思うが、最後は“へなへな”になってしまい、まだまだ自分の実力が追いついていないというところを受け入れるしかない。ただ、私の等身大の実力は出せたと思う」と振り返りました。
そのうえで「『メダルを取ったらどうしよう』とか自分の可能性をすごく感じながらスタートラインに立つことができて、それが最後の1周まで感じることはできた。ただ、それが跳ね返されたので、実力がまだまだだと思い知った気分だ」と淡々と話していました。
今後に向けては「きょう観戦してくれた満員の観客の皆さんに“自分はまだ弱い”というところを見せることができてすっきりしている。本当の意味でもっともっと強くなりたい」と独特の言い回しで飛躍を誓っていました。
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