放駒部屋の島津海は6戦全勝で迎えた秋場所13日目の26日、同じく6戦全勝の追手風部屋の大雄翔と対戦しました。
島津海は「押し倒し」で勝って7戦全勝とし、幕下で初めての優勝を果たしました。
島津海は鹿児島県出身の29歳。
平成24年の春場所で初土俵を踏み、得意とするもろ差しの相撲で徐々に番付を上げて3年前の春場所で十両昇進を果たしました。
そして、去年の初場所で、初土俵から11年以上かけて新入幕を果たし、この場所で勝ち越しました。
しかし、続く春場所で、左のふくらはぎを痛めて途中休場し、その後は左ひざのけがなどもあって、幕下まで番付を下げていました。
東の幕下20枚目で臨んだ今場所は、立ち合いの鋭い踏み込みから前に出る相撲で白星を重ねました。
島津海 “はい上がった人たちから勇気もらった”
島津海は「緊張した。地元の九州場所で関取復帰を決めるためにも優勝したかった」と喜びを語りました。
そのうえで「番付を落としてからはい上がった人たちもたくさんいて、勇気をもらった。自分もそういう存在になれるようにしっかり稽古して上に戻りたい」と今後の意気込みを示しました。
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