東京都内で開催された世界陸上選手権東京大会の日本代表選手団が26日、小池百合子知事を表敬訪問し、結果を報告した。大会期間中は多くの観衆から声援が送られ、小池氏は「選手のみなさんの大変な活躍で、希望、夢を与えてくれた」とねぎらった。
大会は21日までの9日間、国立競技場(新宿区)を中心に開催された。約200カ国・地域から2千人ほどの選手が参加し、61万9288人の観客を動員した。
この日は女子マラソンで7位入賞した小林香菜さんなど選手6人が出席。女子20キロ競歩で日本新記録を更新し、銅メダルを獲得した藤井菜々子さんは「自国開催の世界陸上で銅メダルを獲得することができ、大変うれしい。メダルの常連となれるよう努力を重ねていきたい」と話した。
中島佑気ジョセフさんは男子400メートルで、日本最高位となる6位で入賞。「生まれ育った東京の土地で、たくさんの方々の歓声に包まれて決勝の舞台を走れて、その刹那(せつな)、刹那は本当に幸せな時間を過ごせた」と振り返り、「世界陸上とロサンゼルス五輪が続くので、メダル獲得(を目指し)、また多くの方々に勇気を与えるような走りをしていきたい」と抱負を語った。
選手たちと会談した小池氏は「これからも素晴らしい記録、記憶に挑戦していただきたい」と声をかけた。
この日はほかに、男子20キロ競歩で7位の吉川絢斗さん、男子走り高跳び8位の赤松諒一さん、混合1600メートルリレー8位の吉津拓歩さんらが訪れ、大会の結果報告と応援への感謝の思いを述べた。
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