大相撲秋場所(東京・国技館)14日目の27日午後、大関琴桜(27)=佐渡ケ嶽部屋=が日本相撲協会に休場を届け出た。右ひざ靱帯(じんたい)のけがで全治3週間とする診断書を提出した。この日対戦予定だった1敗の横綱大の里は不戦勝で、13勝となる。

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 この時点で、3敗の安青錦、隆の勝の優勝の可能性が消えた。2敗の横綱豊昇龍が、関脇若隆景との結びの一番で敗れれば、大の里の5度目の優勝が決まる。

 琴桜の休場は、前頭2枚目だった2022年の名古屋場所以来。今場所は9勝を挙げ、13日目の26日は横綱豊昇龍を寄り切りで破っていた。師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)によると、この取組中に痛めたという。

 琴桜―大の里の対戦には1本7万円の懸賞が52本かかっていたが、取りやめとなった。

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