大リーグはレギュラーシーズンも残り3試合となりました。

ナショナルリーグ西部地区で4年連続の優勝を決めたドジャースは、26日から相手の本拠地シアトルでアメリカンリーグの西部地区を制したマリナーズとの今シーズン最後の3連戦が始まりました。

ホームラン王争いでトップを2本差で追う大谷選手は1番・指名打者で先発出場し、1回の第1打席はインコース高めの速球に空振り三振に倒れました。

3回の第2打席は厳しいコースを攻められながらもフォアボールで出塁し二塁へ今シーズン20個目となる盗塁を決めました。

このあとの第3打席と第4打席はいずれもセンターフライに倒れ、大谷選手はこの試合3打数ノーヒット、フォアボールが1つでした。

ホームラン王争いは残り2試合でトップと2本差のままです。

一方、佐々木投手は3対1とリードした7回にリリーフでマウンドに上がり、先頭バッターをサードゴロに抑えたあと、続くバッターからは低めの160キロのストレートで空振りの三振を奪いました。

1番のアロサレーナ選手には161キロの高めのストレートを捉えられツーベースヒットを打たれましたが、続く2番の強打者で両リーグ通じてトップの60本のホームランを打っているラリー選手は得意のスプリットで3球三振にしとめて得点を許しませんでした。

佐々木投手は1イニングで12球を投げて、打たれたヒットが1本、三振2つで無失点でした。

ドジャースは8回、佐々木投手に代わって登板したトライネン投手が1点を失いましたが3対2で逃げきり3連勝です。

大谷「50-20」複数回達成は史上初

大谷選手は3回に盗塁を決め、今シーズンの成績をホームラン54本、20盗塁としました。

50本以上のホームランを打ちながら20以上の盗塁を記録するのはホームラン54本、59盗塁で大リーグ史上初の「50-50」を達成した昨シーズンに続き、2回目です。

大リーグでこれまでにシーズンホームラン50本、20盗塁を達成したのは、通算660本のホームランを打ったウィリー・メイズ、マリナーズで4回のホームラン王を獲得したケン・グリフィーJr.さん、オリオールズなどで活躍したブレイディ・アンダーソンさん、歴代5位の通算696本のホームランを打ったアレックス・ロドリゲスさん、それに大谷選手の5人だけで、大谷選手は史上初めて複数回達成した選手となりました。

ロバーツ監督 佐々木のPS起用は「もう少し様子を見る」

ロバーツ監督は試合後、中1日での登板となった佐々木投手について「短い登板間隔がどう影響するかについて学びがあった。ボールの質は落ちていなかった。ヒットを許したがその後も動じず、期待に応えてくれた」と高く評価しました。

佐々木投手は、レギュラーシーズンの残り2試合には登板しない予定です。

ポストシーズンに入ると出場可能な選手の登録枠が2人減ることになりますが、ロバーツ監督は、佐々木投手がリリーフとして登録されるかどうかについて「もう少し様子を見よう。いい意味で悩ましい決断をいくつかしないといけない」とギリギリまで検討を続ける考えを示しました。

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