秋場所の序二段は、追手風部屋の可貴と、錣山部屋の寺尾松が7戦全勝で並び、千秋楽の28日に優勝決定戦が行われました。
決定戦では、可貴が土俵際で相手をいなしながらの「上手投げ」で勝って、初めての優勝を果たしました。
可貴は石川県小松市出身の23歳。
学生時代は金沢学院大で全国学生体重別大会の135キロ未満級で準優勝するなど好成績を残し、ことし、同じ石川県出身の遠藤に誘われて追手風部屋に入門しました。
夏場所で初土俵を踏み、先場所は身長1メートル90センチの大きな体からの寄りを持ち味に、序ノ口で優勝決定戦を制して初優勝を果たし、今場所は、西の序二段44枚目まで番付を上げていました。

可貴は「先場所は緊張したが、今場所は一番一番集中して相撲を取れた。立ち合いの威力をもっと出していきたい。九州場所でも自分の相撲を取りたい」と笑顔で話していました。
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