プロ野球横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督(51)が今季限りで退任することが29日、分かった。球団関係者によると、セ・リーグの優勝を逃した責任を取り、この日までに辞任を申し入れて球団が了承した。
2021年にアレックス・ラミレス氏の後任として監督に就任。1年目は最下位だったが、2年目以降は2位、3位、3位、2位と4年連続でAクラス入り。24年は3位からクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がり、「下克上」で26年ぶりの日本一に輝いた。
就任5年目の今季はチームスローガンに「横浜奪首」を掲げ、27年ぶりのリーグ優勝をめざした。
だが、2年ぶりに復帰した元サイ・ヤング賞右腕のトレバー・バウアーが4勝と振るわず、昨季首位打者のタイラー・オースティンや牧秀悟、宮崎敏郎ら主力の故障に苦しんだ。
シーズン途中で藤浪晋太郎やダヤン・ビシエドら実績のある選手を補強したが、阪神タイガースの独走を許した。
チームは28日にリーグ2位が確定し、本拠でCSファーストステージを戦うことが決まっている。
28日の広島東洋カープ戦後、三浦監督は「優勝という目標は途切れたが、(CSの)ホーム開催という次の目標に切り替えていけたのは良かった。CSを勝ち上がれるようにやっていきたい」と話した。
三浦監督は現役時代、奈良・高田商高から1991年秋のドラフト6位で横浜大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)に入団。2005年に最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得するなどエースとして活躍し、「ハマの番長」としてファンから親しまれた。兼任コーチだった16年に引退。現役通算535試合登板で172勝184敗、防御率3・60。
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